ベトナム輸出で多発する通関トラブルの原因と対策を徹底解説。よくある失敗例から、具体的な対処法、信頼できる業者選びのコツまで網羅しています。
目次
1. ベトナム輸出の通関トラブルとは
1.1 ベトナム向け輸出通関の基本フロー
ベトナム向けに貨物を輸出する際、通関手続きは避けて通れない大事な工程です。特にベトナムは他国と比べて通関ルールが細かく、事前の準備や書類の不備によってスムーズに輸出できないこともあります。
まずは基本的な輸出通関の流れを知っておきましょう。
輸出通関の基本フロー(日本→ベトナム)
- 若年人口輸出貨物の梱包・インボイス作成
- 貨物の輸送手配(航空便・船便)
- 日本側での輸出通関手続き
- ベトナム側での輸入通関手続き
- ベトナム国内への配送
この一連の流れの中で、日本とベトナムのどちらかでトラブルが起こると、貨物の配送が止まる原因になります。特に「通関」はトラブルが発生しやすく、準備不足や理解不足が原因になっているケースが多いです。
ベトナム輸出における通関は、準備段階から戦略的に取り組むことが大事です。
たとえば、以下のような手続きが必要です。
- インボイス(商業送り状)とパッキングリストの準備
- 税関申告書類の作成と提出
- 輸出入の規制対象かどうかの確認
- ベトナム語対応の通関情報の提出
- 現地輸入者との連携確認
こうした工程は一見シンプルに見えますが、実際には細かいルールが多く、専門知識が求められます。さらに、ベトナム特有の規制や、輸出品の分類によっても求められる書類が変わります。
よくある準備不足のパターン。
- インボイスに価格が記載されていない
→税関で申告額の判断がつかず差し戻しに - 輸出許可が必要な品目の事前確認不足
→現地通関で停止され、再確認に数日かかる - 梱包状態が基準を満たしていない
→航空機への搭載が見送られ出荷遅延に
特に中小企業では、はじめてベトナムに貨物を送るときにこうした初歩的ミスが発生しやすいです。忙しい中で担当者が並行して複数業務を抱えていると、見落としや誤記が起きがちです。
たとえば「急ぎの案件で明日までに送りたい」といったシーンでは、パッキングリストの整備や輸出規制の確認が不十分なまま出荷してしまい、現地で止まることもあります。
こうした事態を防ぐには、あらかじめ輸出先の通関要件を把握し、専門業者と連携して進めることが非常に重要です。
1.2 よくあるベトナム輸出の通関トラブル事例
ベトナム輸出で発生しやすい通関トラブルには、いくつかの典型的なパターンがあります。これらは多くの企業が経験するものであり、事前に知っておくことで大きな損失や遅延を防ぐことができます。
実際に多く発生しているトラブルの例は以下の通りです。
よくあるトラブル3つとその背景
① 輸出入禁止品に該当し、通関がストップ
ベトナムでは輸出入が制限されている商品が細かく定められています。たとえば食品、医薬品、電子機器の一部などが対象になります。日本では一般的に流通している商品でも、ベトナムでは許可制だったり禁止されている場合があります。
② 申告価格と市場価格の乖離で調査対象に
インボイスに記載された金額と実際の市場価格が大きく異なると、ベトナム税関で「価格逃れ」と判断され、通関が保留されることがあります。とくに新品のブランド品などは慎重に評価されます。
③ 書類の記載ミスや漏れによる手続き遅延
輸出インボイスやパッキングリストに不備があると、貨物がそのまま保留されてしまいます。単位の記載がない、品目名が曖昧、数量が一致しないなど、些細なミスでも通関は止まってしまいます。
これらのトラブルは、輸出前の準備不足や現地ルールの理解不足が原因です。
トラブルが引き起こす影響
こうした通関のトラブルは、以下のような実務上の問題につながります。準備不足や現地ルールの理解不足が原因です。
- 納期遅延による顧客満足度の低下
- 倉庫保管料や再通関費用など、想定外のコスト増加
- 最悪の場合、貨物が返送される・破棄されることもある
特にベトナムでは、「一度止まった貨物は通関再開までに1週間以上かかる」といったケースも珍しくありません。急ぎの出荷であればあるほど、損失は大きくなります。
日常業務で起きやすいシーンとは?
以下のような状況では、通関トラブルが起きやすくなります。
- 出張前に慌てて商品を発送しようとしたとき
- 新しい担当者が初めて通関業務を担当したとき
- 新製品をテスト的に海外輸出したとき
- 輸出品目が多く、梱包が複雑だったとき
「普段は問題ないけれど、イレギュラーな案件でミスが発生した」
――このパターンが非常に多いんです。
ベトナム輸出では、「いつも通り」が通用しない場面が多くあるため、常に丁寧な準備が求められます。
1.3 進出企業が押さえるべき規制と手続き
ベトナムへ輸出する企業にとって、現地の通関制度や規制の把握は欠かせません。
とくに進出を検討している企業は、「まず何から確認すればいいのか分からない」という声も多く聞かれます。
ここでは、ベトナム輸出時に重要な3つのポイントと、実務で注意すべき手続きについて解説します。
1. 品目によって必要な許可が異なる
ベトナムでは、輸入される品目ごとに以下のような規制が設定されています。
- 動植物製品:植物検疫・動物検疫が必要
例:お米、玄米、もち麦などの食品類は要注意。 - 化粧品・医薬品:成分の事前申告・許可制
例:うがい薬や美容液なども対象になる場合があります。 - 電気製品:技術基準証明や型式登録が必要
例:Bluetoothスピーカーやメンズシェーバーなど。
2. 通関時の書類整備に要注意
- インボイス(商業送り状)
- パッキングリスト(梱包明細)
- B/LまたはAWB(運送状)
- 原産地証明書(必要な場合)
- 規制品であれば各種許可証や検査証
これらの書類の記載内容に1つでも誤りがあると、通関手続きは一時停止されます。
数量の誤差、英語表記の揺れ、重量の記載抜けなど、細かな点が要注意です。んです。
3. 通関スピードは通関業者と輸入者の段取り次第
ベトナムでは、現地の通関を担当する「輸入者側の書類準備や申告処理」が鍵になります。
輸出元がいくら完璧に準備しても、輸入側が手続きを間違えると通関が止まります。
特に注意すべきなのは次のようなケースです。
- 現地担当者が商品知識を十分に持っていない
- 書類がベトナム語で用意されていない
- 通関申告書のHSコード分類が誤っている
事前に輸出者と輸入者、そして通関業者がしっかり連携を取っておくことが、スムーズな通関のカギです。
ベトナム進出を検討する段階でも、これらの制度やルールを理解しておくことで、トラブルのリスクを大きく減らせます。
「知らなかった」では済まされないのが通関の世界。初期段階から専門知識を持つパートナーと連携することが成功への近道です。
ベトナム向け輸出が初めての方は、HPCのサポートを活用するのが安心です。
初めてベトナムに輸出する企業にとって、通関手続きは分かりにくく不安がつきものですよね。
HPCなら、書類の準備から現地での通関・配送までまるごとサポート。
「何から始めればいいかわからない」という段階から相談できます。
2. ベトナム輸出の通関トラブルを防ぐには
2.1 インボイスや梱包など事前準備の注意点
ベトナム向け輸出で通関トラブルを防ぐには、輸出前の事前準備がカギです。特に重要なのが、インボイスや梱包状態など基本的な項目です。
チェックすべきポイント
- インボイスの記載内容が正確か
品目名、数量、単価、合計金額、通貨単位などが抜けていないか確認します。特に品目名は曖昧な表現(例:製品一式)ではNGです。 - パッキングリストが物理的な内容と一致しているか
サイズ、重量、箱数、梱包の形状などが実物と食い違っていないことをチェックしましょう。 - 輸出対象が禁止・規制品に該当しないか
事前にHSコード(品目番号)を用いて確認が必要です。食品、化粧品、電子機器などは要注意です。 - 貨物の梱包が適切か
破損しやすい品、長尺物などは専用梱包を行いましょう。ベトナム通関時の検査で開封される可能性もあるため、再封が可能な梱包方法が推奨されます。
こんな失敗が多いです
- インボイスに単価だけ記載し、合計金額を記入していない
- 商品の内容が「雑貨」などと一括で記載されている
- 梱包サイズがオーバーして航空便に乗せられない
こうした初歩的なミスでも、通関では「手続き不備」と見なされて止まってしまいます。
たとえば、商品が急ぎで必要な状況で「インボイスの修正待ち」になってしまうと、最短でも1~2営業日は余計に時間がかかってしまいます。
2.2 品目ごとの通関規制とスムーズに通すコツ
ベトナムでは品目ごとに規制が細かく設定されているため、通関でトラブルにならないよう、輸出前の確認がとても重要です。
規制の多い品目と対応例
| 品目カテゴリー | 主な規制内容納期 | 必要な対応 |
| 食品(お米、もち麦など) | 植物検疫が必要 | 事前に検疫申請、検査証明書を取得 |
| 医薬品・健康食品 | 成分規制、販売許可制 | 成分表と輸出目的の明記 |
| 電子機器(Bluetoothスピーカーなど) | 技術基準証明 | 型式証明書や安全証明を取得 |
| 化粧品 | 成分と数量制限あり | アルコール濃度や分類の事前確認 |
通関では、「その商品がベトナムでどう扱われるか」を事前に把握しておくことが不可欠です。
また、輸入者がベトナム国内で取得すべき許可証の有無も確認しておくことで、通関でのストップを防げます。
事前確認を怠ると、「通関NG→返送コスト発生」という最悪の流れにつながる恐れがあります。
2.3 通関業者・輸送会社との連携ポイント
通関トラブルを防ぐには、業者との連携体制の構築が非常に重要です。
とくにベトナムでは「現地通関スタッフの対応力」が輸出成功のカギを握っています。
連携時に確認すべき3つのポイント
- 輸送会社と通関業者が同一ネットワーク内にいるか
輸送と通関を別会社に依頼すると、情報の共有漏れが起きやすくなります。 - 日本側とベトナム側の双方で担当者が明確か
「どこで止まっているのか分からない」といった事態を防ぐため、責任分担をはっきりさせておきましょう。 - トラブル発生時の対応フローがあるか
緊急時に備えた連絡網・対応ルールの有無を事前に確認しておくと安心です。
実際に多い現場の声
- 「問い合わせ先が複数あって、連絡に時間がかかった」
- 「通関に必要な書類を、どこに送るか分からなかった」
- 「現地語対応できるスタッフがいなくて説明できなかった」
こうした問題は、出荷前に業者とのやり取りを密に行うことでほとんど防げます。
定期的にベトナムへ輸出する予定がある場合は、通関・輸送・現地配送まで一括でサポートしてくれるパートナーを選ぶのがベストです。
3. ベトナム輸出で実際に起きた通関トラブルと解決策
3.1 食品・危険物で書類不備が起きた場合の対処
食品や危険物といった通関規制の厳しい品目では、書類不備による通関停止が非常に多く発生しています。
起こりがちなトラブルの背景
- 食品の内容が詳細に記載されていない(例:「乾燥食品」だけ記載)
- 植物検疫証明書の提出漏れ
- 危険物申告がなく、航空会社が積載を拒否
このような事例では、貨物が日本を出発できなかったり、ベトナム側で差し止められたりします。
解決策は?
- インボイス・成分表に具体的な記載を徹底する
たとえば「もち麦」ではなく「乾燥もち麦(ベトナム向け加工済)」のように明記する - 輸送前に植物検疫証やMSDS(安全データシート)を用意
必要な場合は、現地通関業者に確認して書類テンプレートをもらうのがおすすめ
書類を「通関担当者が読んでも分かる内容」に整えることが、トラブル防止の第一歩です。
3.2 重量・サイズオーバーで追加費用が発生したケース
大型貨物や長尺物などは、通関よりも先に輸送や積載に関するトラブルが発生することがあります。
よくあるケース
- 航空便の規定サイズを超えていて搭載拒否
- 実重量より容積重量が大きく、送料が予想の2倍以上に
- パレットの梱包が不安定で再梱包費が発生
たとえば、ゴルフクラブや釣り竿のような長尺物は、長さ制限にひっかかることがあります。事前に輸送可能かどうかの確認を怠ると、空港で足止めされ、再調整費が発生します。
解決策は?
- 出荷前に輸送業者とサイズ・重量をダブルチェック
- 容積重量も計算し、送料見積もりに反映させる
- 安定した梱包を行い、パレットの仕様も事前に確認
HPCのように現地に熟知した物流会社と連携することで、通関率を高め、トラブルを未然に防げます。
「現地に届かない」こと自体が最大のトラブルです。サイズや重量に関する基準は、航空会社ごとに違うため、必ず確認が必要です
3.3 ベトナム側で貨物が止まったときの交渉の進め方
日本での準備が万全でも、ベトナム側の税関で止まってしまうことがあります。特に起こりやすいのが、HSコードの解釈や輸入者の書類不備です。
トラブル事例
- ベトナム税関が商品分類を誤認し、高率関税を適用
- 現地輸入者が必要な許可証を持っていなかった
- 税関職員との意思疎通ができず、確認に時間がかかる
対応のポイント
- 現地に通関交渉の経験があるスタッフがいるかどうか
- 税関の指摘事項に迅速に返答できる体制があるか
- 翻訳済の書類・商品説明資料を準備しておくか
交渉力のある通関業者が間に入ることで、1週間以上かかる処理が1日で済むこともあります。
たとえば、株式会社HPCのようにベトナム現地で20年以上の通関経験があるスタッフがいる場合、「税関とのネゴシエーション」「再分類依頼」「書類のその場修正」などを即時に行えます。
トラブル時の心得
- 「すぐに輸入者に責任転嫁しない」
- 「税関の指摘は冷静に受け止める」
- 「できるだけ現地語で書類を用意しておく」
冷静に、かつ早急に動ける体制を構築しておくことで、トラブルの影響を最小限に抑えられます。
もし「通関で止まったらどうしよう…」と不安があるなら、HPCに相談してみてください。
HPCは、通関トラブルの交渉や再申告にも即時対応できる体制が整っています。
現地スタッフによる交渉力と対応スピードで、安心して任せられます。
4. ベトナム輸出中に通関トラブルが起きたときの対応法
4.1 通関トラブルが起きた直後にやるべきこと
ベトナム輸出中に通関トラブルが発生した場合、最も重要なのは「スピード」と「冷静さ」です。焦って誤った対応をすると、さらに事態が悪化することも。
そまず、トラブル発生直後には次の3つを必ず行いましょう。
初動対応のポイント
- どこで貨物が止まっているかを確認する
航空機積載前か、現地到着後の税関かを明確にします。 - 税関からの指摘事項を正確に把握する
どの書類、どの品目、どの内容に問題があるのかを具体的に聞き出すことが重要です。 - 税関からの指摘事項を正確に把握する
どの書類、どの品目、どの内容に問題があるのかを具体的に聞き出すことが重要
4.2 連絡体制・報告方法の整備がカギ
通関トラブル発生時にありがちな問題が「誰に何を報告すればいいか分からない」という状況です。これを防ぐには、出荷前から緊急連絡体制を整備しておくことが重要です。
体制整備のポイント
- 適連絡先リストを関係者で共有
輸出者・輸送業者・通関担当者・現地スタッフの連絡網を一覧にしておきましょう。 - 通関トラブル発生時のフローをマニュアル化
何か問題が起きたら「誰が最初に連絡を受け、どう判断し、誰に報告するか」をルール化します。 - 現地語対応のスタッフを確保
税関とのやり取りはベトナム語で行われることがほとんどです。意思疎通が取れる人材が鍵になります。
このように事前準備をしておくことで、実際にトラブルが起きた際も慌てずに対応できます。
たとえば、通関担当者が連絡を受け取ったあと、すぐに輸出元にフィードバックし、必要書類を再提出するだけで通関処理が再開される場合もあります。
4.3 損害リスクを減らす保険や補償の活用方法
万が一の通関トラブルに備えたリスクヘッジも、企業にとって非常に重要です。通関が遅れるだけでなく、貨物が破損したり、輸出そのものがキャンセルになったりすることもあります。
活用すべき対策
- 貨物保険への加入
輸送中の事故や通関保留による損害を補償してくれる保険です。航空便・船便それぞれで適用内容が異なるため、内容を確認しましょう。 - 損害補償付きの通関業者を選ぶ
万が一書類ミスなどでトラブルが起きた場合、対応責任や損害補償を行ってくれる業者もあります - 輸出スケジュールにバッファを設ける
納期ギリギリの出荷ではなく、1〜2日の余裕をもって出荷すれば、トラブル発生時にも対応しやすくなります。
リスクをゼロにすることはできませんが、「起きたときに備える」ことで損害を最小限にできます。
5. ベトナム輸出で頼れる通関業者を選ぶポイント
5.1 通関突破率や対応実績をチェックするには
ベトナム輸出で通関トラブルを避けるためには、実績のある通関業者の選定が非常に重要です。
経験が浅い業者を選んでしまうと、書類の不備や現地税関とのやりとりで不備が発生し、時間もコストも余計にかかってしまいます。
業者選定時に必ず確認したい項目
- 通関突破率(=止められずに通過した割合)
信頼できる業者は、この数字を明示していることが多いです。目安として90%以上あれば安心ですが、98%を超えるような業者は信頼性が高いです。 - 取り扱い実績のある品目の種類
自社が扱う製品(食品、電子機器、化粧品など)の通関経験があるかをチェックしましょう。 - ベトナム向けに特化しているかどうか
アジア全般ではなく、ベトナム輸出に強いことが重要です。現地事情に詳しい業者の方が対応がスムーズです。
通関実績の豊富な業者は、過去のトラブル対応ノウハウを蓄積しており、回避策の提案力も違います。
5.2 コストを抑えるには料金体系を比較するのが大事
輸送コストや通関手数料は企業の物流戦略に直結する部分です。安さだけで選ぶと、後から追加費用が発生するケースも少なくありません。
通関業者の料金で比較すべき項目
- 定額制かどうか
見積もり時に燃油費・関税・現地配送料が全て含まれているかを確認しましょう。 - 追加料金の発生条件が明確か
例:重量オーバー、再通関、長期保管など。 - 見積もり段階で詳細な説明があるか
不明点を放置せず、質問にきちんと対応してくれる業者を選びましょう。
よくある失敗例
- 「一番安い」と思って選んだ業者が通関で止まり、結局トータルで高くついた
- 費用に関税や燃料費が含まれておらず、追加請求が来た
- 再通関時の対応が有料で、対応も遅かった
料金の透明性とトータルコストをしっかり比較することが、費用対効果を高めるコツです。
5.3 明朗な定額制料金で安心して利用できるHPCの魅力
ベトナム輸出では、現地の通関や配送をどこまで支援してもらえるかが大きなポイントになります。
特に初めて輸出する企業や、現地法人を持たない企業にとっては、業者の「現地ネットワーク」が成否を左右します。
優れたサポート体制とは
- ベトナムに現地スタッフが常駐している
現地語での通関交渉や配送手配が可能になります。 - ワンストップで通関から配送までカバーしている
業者間の連携ミスを防ぎ、スピーディな輸出が可能になります。 - 通関トラブル時の対応実績が明記されている
過去にどんなトラブルをどう解決したか、HPや営業資料で確認しましょう。
信頼できる業者の特徴
- 日本語対応+現地語対応が可能なスタッフがいる
- 見積もり~配送完了まで担当者が変わらない
- サポート窓口の返信が早く、対応が丁寧
「困ったときにすぐ対応してくれるかどうか」が、信頼できる通関業者の最大の条件です。
ベトナムの輸出通関は、一見簡単そうで奥が深く、専門性と現地対応力の両方が求められます。
だからこそ、パートナー業者の選定は妥協せず、複数社を比較して検討するのがおすすめです。
6. ベトナム輸出の通関トラブルならHPCにお任せ
6.1 HPCの強みと通関手続きサポートの全体像
株式会社HPC(ハッピー・カーゴ)は、ベトナムへの輸出に特化した国際物流サービスを展開しています。
通関を含めた一連の輸出フローをトータルでサポートすることで、初めて輸出する企業でも安心して任せられる体制を整えています。
HPCが対応する主な手続き
- 日本からベトナムへの輸出通関手続きの代行
- 航空機搭載の手配と輸送スケジュール管理
- ベトナム到着後の輸入通関・国内配送の手配
現地にもベテランスタッフが常駐しており、税関との交渉や書類対応なども迅速。「鉛筆1本から宇宙船まで」という言葉どおり、扱う貨物の幅も非常に広く、あらゆる業種・商品に対応できます。
6.2 通関突破率98%と定額制の安心感
HPCが多くの企業に選ばれている理由の一つが、通関突破率98%という高い実績です。
これは、20年以上にわたりベトナム通関を専門に取り扱ってきたスタッフが交渉や申告処理を担当しているためです。
さらに料金体系は業界でも珍しい税金・手数料込みの定額制。
以下の項目がすべて料金に含まれているため、後からの追加請求や不明なコストが発生しません。
- 航空運賃
- 燃油サーチャージ
- 関税・VAT(付加価値税)
- 現地での配達料金
「見積もり=総額」なので、予算管理もしやすく、初めてでも安心です。
6.3 トラブル対応力とベトナム国内の配送体制
HPCは「ただ運ぶだけ」ではありません。
通関トラブル時には、現地スタッフが直接税関に赴いて交渉・修正を行うという機動力があります。
対応可能なトラブル例
- 書類の誤記載による通関停止
- 輸入許可証の確認不足による差し戻し
- HSコード分類の違いによる追加税の回避交渉る
また、ベトナム国内の配送ネットワークも整備されており、通関後すぐにお届け先まで配送可能。
地方都市にも対応しており、「ベトナムに届いた後」の安心感が違います。
6.4 こんな企業に最適:導入の流れと活用イメージ
HPCのサービスは、特に次のような企業にぴったりです。
- ベトナム進出を検討しているが、通関の仕組みが不安
- 初めて輸出する商品で、規制対象か判断がつかない
- 通関での遅延や追加コストに困った経験がある
- 現地配送までワンストップで任せたい
ご利用の流れ(簡単4ステップ)
- 荷物の梱包
→大型貨物や大量発送には集荷対応も可能です。 - インボイス(明細書)の作成
→書類作成に不安がある場合もフォロー体制あり。 - HPC倉庫への送付(原則:成田)
→ここから先の輸送・通関・配送はすべてお任せ。 - ベトナム国内へのお届け
→配送完了まで追跡・報告も可能です。
はじめてのベトナム輸出でも、HPCなら迷うことなくスムーズに進められます。
ベトナム輸出の物流・通関ならHPCにお任せください。
食品・化粧品・電化製品・長尺物など、他社で断られた貨物も数多く取り扱ってきた実績があります。
20年以上の現地経験をもつスタッフが、通関や配送の不安を徹底的にフォロー。
面倒な書類対応から現地での受け取りまで、すべておまかせいただける一貫サービスを提供しています。
サービス詳細や対応可能な貨物例は、HPC公式サイトをご覧ください。
